狐舞繚乱(こぶりょうらん)

 

 

『嗚呼、どうか御稲荷様よ、月よ

庶幾わくは変わらぬ日々を…』

 

 

 

 

爛々と過ごす日々は

希望抱いて輝いて

この眼に映ったもの

全て新しく見えたんだ

 

危険は承知、されども正気

今日も今日とて天真爛漫

狐火纏い鈴音響かせ

さあ来いいつでも上等だ!

 

 

風に舞散る銀杏の葉に

揺れる思いを託して駆ける

春夏秋冬季節は廻り

廻る世界は心乱す

 

 

 

 

 

平然と過ごす日々に

目的見失いかけて

立ち止まり目を伏せる

この足先は何処に向く

 

私見は無用、今更正気

立ち止まってちゃ景色変わらぬ

狐面の裏、本性隠して

後悔せぬよう駆け抜けろ!

 

秋風なびく群雲紅葉

黄色い夕焼け横目に駆ける

今宵も夜空に月は昇り

照らす光は心染める

 

 

風に舞散る銀杏の葉に

揺れる思いを託して駆ける

春夏秋冬季節は廻り

廻る世界は心乱す

 

風に散り行く銀杏の葉よ

思いは受けてくれただろうか

春夏秋冬季節と共に

廻る世界にいざ乱舞す