アポリソマ
遠く揺れる光にさ
触れてみたくて、手を伸ばしたんだ
旅は道連れ、世は情けなんて
大げさにはしゃいで笑った
心配そうな表情した君に
「案外悪くないよ」って伝えたくて
狭い世界の底 肺腑から祈った
この声が、君の明日になるように
碧い風に乗って僕らは
どんな波だって進めるよ
手を繋いで飛び込んでみれば
全部大したことないさ
旅は道連れ、花は盛りに
酸いも甘いも分け合ってく
君が落とした気を掬っては
スープに入れよう そんな日もあるさ
宙を掻き分けて 精一杯掴んだ
僕の手が、君の明日になれるなら
碧い風に乗って僕らは
暗闇も飛んでいけるさ
手を繋いで飛び込んでみれば
きっと、そのままで大丈夫
吐き出そうとした溢れる言葉
音にはならず全て弾けて溶ける
踊る飛沫が君を覆った
時の隨に、星の瞬き
光を手繰り 終夜掻く
欠けていたって、僕らは輝ける
碧い風に乗って僕らは
煩う淵でも呼吸する
手を繋いで信じ合ってみれば
泡になんてならないさ
碧い風に乗って僕らは
どんな波だって進めるよ
手を繋いで飛び込んでみれば
全部大したことないさ
鮮やかな僕らの日々は
化石になって、未来へ続くんだ