Whereabouts of Memory
浅い眠りから目醒めて
深い記憶を巡らせる
全部夢ならよかったかもね
ひとり淡々と歩くには
あまりにも重すぎる心
複雑さに辟易しても
手放すこともできず
遥かな宙はどこまでも続き
世界は歯車のように回る
幾度となく部品が壊れても
その動きを止めないのだろう
この世界の何もかもが
全部散々だと笑おう
それでも尚 守りたくて
きっと この手を伸ばすのだろう
痛みと苦しみを植えられ
憎しみに溺れても、それでも
光を探していた
風のように駆け巡るは
深く仕舞っていた思い出
手を伸ばした その行方が
どうか 「心」であるようにと
この世界の何もかもが
全部泡沫だと笑おう
それでも尚 愛おしくて
切に 未来を願うのだろう
またいつか