白い牝鹿
「どうか、お気をつけて」
白い牝鹿の少女。
人が望む全ての世界への架け橋となる、銀の鏡の園を唯一人護っている、不老不死で概念のような存在。
銀の園周辺へ迷い込む人を園まで導くが、あくまで導くだけであり、往くも戻るも決めるはその人次第である。
話しかければ端的に答えはするが、感情など人間的な心はほとんどない。
彼女が人の姿をとれるのは銀の園でだけであり、銀の鏡が姿を表し力を持つのも彼女が人の姿をとっている時だけである。牝鹿の姿のときは言葉を発することはできない。